2008/6/27(金)~29(日)にかけて(実際の登山は6/28の1日)、会社の雷庵さんとレイと長野県の燕岳に登って来ました。6月末とはいえ合戦小屋から上はまだ残雪が多く、残雪登山を楽しむ事ができました[E:up]
合戦尾根を越えたあたりから、西鎌方面のガスが晴れて槍ヶ岳、穂高、立山をみることができました♪(八ヶ岳方面はだめだった・・・)
■燕岳(つばくろだけ) 標高2763m
北アルプスの山で日本二百名山のひとつ。
標高差は1301m(中房温泉登山口は1462m)
合戦尾根を登りきった稜線からは日本アルプスの素晴らしい景色が広がっていた。
合戦尾根までの登山中はガスでなかなか周囲の山が確認できなかったが、稜線に出たとたんに槍ヶ岳を望むことができた。
山の状況はまたまた雷庵さんからほとんど頂いた以下リンクのアルバム内の写真をみてください。
2008/6/28 北アルプス 燕岳登山
以下、説明と所感。
◇行き方
長野道 豊科ICから27km(1時間程度)で登山口まで。
◇コース
中房温泉登山口500mくらい手前に市営駐車場があるので、そこで駐車して登山口へと向かう。
中房温泉に登山道の看板及び入山届けのBOXがあるので、そこで入山届けを記入して登山を開始する。
この時期は登山道がはっきりとわかり、所々に赤テープもあるので迷子になることはなかった(笹薮でだまされる部分はあったが・・・)。登りやすく、得るものが大きい、北アルプス入門コースの所以だろう。
◇所感
・福島県いわき市からの交通について
往復で965kmほどの移動距離(3人で行って1人当たりの負担は14000円弱)だった。高速利用の最安ルートは以下の通り。行きは食事やら給油やらで6時間ほど、帰りは5時間20分ほどで帰ってきたが、最低でも3人いないと金銭面、体力面で辛いと感じた。
<利用ルート>
いわき中央IC~常磐道~外環~関越道~上信越~長野道~豊科IC
・コンビニについて
豊科IC降りてすぐにもろもろ24H営業のコンビニがある。朝食や行動食、水を補充できてうれしい。山のたこ平(ホテル)に行くまでの信号にあるサークルKが最後のコンビニだと思う。
・市営駐車場での夜景について
登山口への到着は6/28(土)AM1:30くらいだったが、星がとてもきれいだった[E:mist]ただただ星の数が多く、三次元(X,Y,Z)のプラス軸全てに星が埋っているようだった。高度があがると星がこのように綺麗にみれるのかと感動し、一人吹かすタバコがウマかった(笑)
・合戦小屋について
とても元気で大きな挨拶で迎えてくれるスタッフがいた。何か買わないと申し訳ない気持ちになったが、生憎と心に訴えるものがなかったので結局何も買わず・・・
夏にはスイカがでるとのことなので、次回以降のお楽しみにしておこうと思う。
・登りの登山道について1
流石は、北アルプスの三大急登(他は笠ヶ岳の笠新道、飛騨山脈の烏帽子岳らしい・・・)の登りだった。でもこの時期は残雪が少ないし、風景が楽しめるのでいうほど(主観だが)厳しくはないと思う。ただし、残雪登山に慣れていない人は合戦尾根を登る際は注意が必要。(滑って落ちたら大変です)私はアイゼンを付けて安心だったが、岩場まで歩いていたら足を痛めてしまったので慣れている人は天気が良ければそのまま歩いてもOKかと。。。
・登りの登山道について2
合戦尾根にとりつく前に、ベンチがありアイゼンを履き替えたのだがそこで燕岳にお仕事できているオジサン2人がいた。ヘリで燕岳まで荷物を運び、下山は徒歩とのことで仕事の大変さを感じた。また、燕岳スタッフと思われる方が合戦尾根の雪に段差をつけたり、滑りやすい場所の雪を削ったりしていた。こういった山関係者に感謝すると共に、他の山でも意識して自然を大事にしたいと感じた。
・稜線からの展望について
合戦尾根を越えた稜線にでて、稜線西側の景観を望むことができた。初めてのアルプス登山。理性も思考も無く、ただただ衝動で涙がでてきた[E:crying]
感動に対して鈍感になっていた自分がいたが、来て良かったと切に感じた[E:note]
(八ヶ岳方面はみれなかったが、次への楽しみにしときます)
・燕岳頂上からの展望について
稜線からみるとはまた違い、360℃の景観が楽しめる。幸いガスが少し晴れて穂高、槍ヶ岳の西側、立山の北側は少し展望があった。山頂の花崗岩はザラツキが強くこけて顔とか打ったら切れてしまうので、注意して歩く必要あり。
・山頂付近の寒さについて
山頂までの登りは半袖シャツで十分。風が冷たくて気持ちよく感じた。山頂で休憩していたら風が強くなり、上着を着なければ寒くて辛かった。
・燕山荘について
燕山荘には軽く立ち寄っただけだが、周辺の登山道状態の連絡があり情報収集のために立ち寄ることは必要だと感じた。
※6/28時点では北燕岳方面へのルートは封鎖中とのことなので、しっかりとした情報収集を事前にする必要がある。
また、生ビールを美味しそうに呑むおじさんを見たとき、こんな風景で酒呑めたら気持ちよいだろうなぁ~と嫉妬心をもち、次回は呑んでやるっと密かに思ってしまいました。
・下山について
先週から痛めていた膝通が登り途中で再発したが、痛め止めを飲んで登りは痛みを我慢できる程度で登れた。しかし、下山はやはり我慢できず、ビッコひきながら歩いてしまい著しくペースがおちて雷庵さん、レイに迷惑をかけてしまった。個人的にはきてよかったが、自己管理ができないと重大事故にもつながるのが山だと思うし、山人の姿勢として予想外まで想定する事が必須だと思うので、暫くは安静にして自分のペースで歩けるまで回復してから次回以降山に行こうと感じた。
◇時間 (休憩含む)
中房温泉登山口→(5時間半)→燕岳山頂→(4時間半)→中房温泉登山口
◇その他
秘湯『中房温泉』に入れなかった[E:down]17時までの営業とのことで、17:15頃伺ったのだが名物(?!)オヤジにNG通告された。客だからといった認識ではなく、あくまでお世話になる気持ちで余裕をもって行けるよう、体力的にも精神的にも強くならなくてはなと感じました。
『山のたこ平』隣の温泉施設があり寄っていった。露天がありなかなか広く400円は安い。シャンプーは無い(60円で売っている)が石鹸はあった。脱衣場は昔懐かしい感じの銭湯のような感じもした。なかなかGoodでした。
またそのお隣に『シャルマンゆうすい館』というホテルがあり、食事をした。食事処に我々以外の客はいなく、自慢の水も何か浮いていたが。信州蕎麦は美味しかった。ステーキ定食もきゅうりが入っていて美味しかった。値段は不明瞭だったが、味は○だった♪
(女将のおばーちゃんがおつりの4000円を4000万円といっていたが、なんか懐かしさと暖かさを感じた)
お土産を買う場所が発見できなかったが、豊科ICをINで長野方面の姨捨SAである程度は購入可能です。野沢菜のおやきはお勧めです。
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